日本女5戦全勝!男子は3勝目/世界卓球団体戦第4日

[ 2012年3月28日 22:34 ]

フランス戦でプレーする石川佳純

 卓球の世界選手権団体戦第4日は28日、ドイツのドルトムントで1次リーグを行い、男子D組でチームランキング4位の日本は同6位のロシアを3―0で退け、ポーランドを下したベラルーシとともに通算3勝1敗となった。女子C組1位で8強入りを決めていた日本はフランスを3―1で下し、1次リーグを5戦全勝で終えた。

 男子はロンドン五輪代表の水谷隼(明大)が第1試合を制し、第2試合で丹羽孝希(青森山田高)が逆転勝ち。第3試合で松平賢二(青森大)が競り勝った。

 日本はベラルーシに直接対決で勝っているため、同日夜(日本時間29日未明)の1次リーグ最終戦でランキング22位のスロバキアに勝てば、同組1位で準々決勝進出が決定する。

 女子は五輪代表の石川佳純(全農)が先勝。藤井寛子(日本生命)が敗れたが、その後は初代表の石垣優香(淑徳大)と藤井寛が連勝した。

 ▼宮崎義仁・男子監督の話 ガッツあふれるプレーで向かっていった結果だ。丹羽は精神的な強さを感じた。まだ1試合あるので喜んではいられない。

 ▼松平賢二の話 前に対戦した時にサーブが効いていた相手なので、(最終)第5ゲームもそれで押した。ポーランドに負けた後はチーム一丸となって戦えているし、楽しく戦えている。

 ▼丹羽孝希の話 相手は子どもの時から見ていた(ベテランの)選手なので、試合をして勝てたのが不思議な感じ。(最終)第5ゲーム目は1―8から開き直っていったのが良かった。

 ▼水谷隼の話 1ゲーム目の終盤にいいプレーが出て、そこを取れて流れに乗れた。次のスロバキア戦も勝って1位通過を決めて、29日は休めるのが理想。

 ▼村上恭和・女子監督の話 3―0で勝つのが理想だったが、(5連勝だった)1次リーグは100点。明日は準々決勝で対戦する相手を想定して、しっかり練習したい。

 ▼藤井寛子の話 自分の卓球に自信を持っていこうと思ったが、第2試合で負けて情けない。第4試合では気持ちを切り替えて戦った。

 ▼石川佳純の話 相手とは戦ったことがあるので、いつも通りのプレーができた。1次リーグは60点。決勝トーナメントは気持ちも技術ももっと上げていきたい。

 ▼石垣優香の話 緊張したけど、思い切ってやるしかないと思って強気で戦った。結果は良かったけど、反省点のある試合だった。(共同)

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