日本女子3連勝!ポーランドに3―0快勝

[ 2012年3月27日 06:00 ]

ポーランド戦でプレーする福原愛

 卓球の世界選手権団体戦第2日は26日、ドイツのドルトムントで1次リーグを行い、女子で世界ランク3位の日本は同12位のポーランドを3―0で退け、開幕3連勝となった。福原愛(23=ANA)、平野早矢香(27=ミキハウス)が連勝し、第3試合で石川佳純(19=全農)が04年アテネ、08年北京両パラリンピックのシングルス(立位)で2連覇したナタリア・パルティカに競り勝った。男子の日本はポーランドに1―3と逆転負けし、通算1勝1敗となった。

 ベストメンバーを組んだ日本女子は、若手中心で挑んできたポーランドに快勝した。勝負を決めたのは石川だった。パラリンピック金メダリストで右前腕がないパルティカに競り勝った。徐々に調子を上げてきた19歳のサウスポーは「バックの強打に押された。最終ゲームは後悔しないようにと思い、ふっ切れて戦ったのが良かった」と胸をなで下ろした。

 相手の5番手に完勝した福原はここまで3試合で1ゲームも失わない充実ぶり。「(格下相手で)自分の調子がいいのか悪いのか分からないが、次のドイツ戦が大事なので戦う気持ちにもっていきたい」と物足りなさそうだった。

 平野も接戦をものにして「相手が当たって砕けろという感じで向かってきた。団体戦はしぶとく粘ることが重要で、競り勝てたのは次につながる」と手応えを口にした。

 これで開幕3連勝。世界ランク6位の強豪ドイツとの対戦を前に、村上恭和監督は「3人全員が勝ってあす(27日)のドイツ戦に向かえるのが良かった」と上機嫌だった。

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2012年3月27日のニュース