浜口 五輪出場へ気合!周囲も完全バックアップ

[ 2012年3月21日 06:00 ]

公開練習で気合十分の浜口

 レスリング女子の全日本強化合宿が20日、都内で公開された。アジア予選(来月1日、カザフスタン)で2位以内に与えられるロンドン五輪出場権の獲得に挑む72キロ級の浜口京子(34=ジャパンビバレッジ)は「最後の意地を見せるときだし、2位以内ではなく優勝で決めたい」と闘志をアピールした。

 五輪実施4階級で唯一出場権が獲れていないだけに、周囲は完全バックアップ態勢だ。ライバルは北京五輪優勝の王嬌(オウキョウ)(中国)と63キロ級から階級変更したモンゴル選手。そのモンゴル選手は63キロ級時代の08年アジア選手権決勝で伊調馨(27=ALSOK)と対戦しており「手が長い選手で巻き込まれないことが大切」と伊調がアドバイスを送る。浜口は「確実に勝つレスリングで(五輪出場を)決めたい」と期待に応える覚悟を見せた。なお、日本協会は浜口が五輪出場権を獲得した場合、代表内定とすることを決めている。

 ◆代表決定 日本レスリング協会は理事会を開き、国別団体戦「女子レスリングW杯」(5月25~27日、東京)の7階級計14代表を決定。55キロ級の吉田沙保里、63キロ級の伊調馨(ともにALSOK)らが出場する。

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2012年3月21日のニュース