遼 米ツアー特別一時会員に!アジアツアーお礼参りも

[ 2012年3月21日 06:00 ]

プロアマ戦でラウンドした石川遼

 米男子ゴルフのPGAツアーは19日、石川遼(20=パナソニック)が今季の特別一時会員になったと発表した。年間出場試合数の制限がなくなり、石川の次の目標は今季の賞金ランク125位以内に与えられる来季のシード権獲得となった。

 プエルトリコ・オープン2位で特別一時会員の資格を得た石川はマスターズ終了後に申請予定だったが「この2試合で早く(シードの)安全圏に入りたい」と前倒しした。昨年の賞金額を基準にすれば、シードラインまで残り約8万5000ドル(約714万円)。22日開幕のアーノルド・パーマー招待と再来週のマスターズで当確ランプをともすつもりでいる。

 そうなった場合、「アジアのいろんな国に行ってみたい」という。マスターズの特別招待の理由も「石川の出場が日本だけでなくアジアでの関心の高まりにつながる」と期待されたから。そのお礼参りをアジアツアーやワンアジアツアーで果たそうと考えている。

 この日は会場で大会ホストのアーノルド・パーマーとばったり出会い、あいさつを交わした。米国ゴルフ発展の功労者から激励を受け、石川は“アジアのパーマー”を目指す。

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2012年3月21日のニュース