女子57キロ級は山本、男子90キロ級はベイカーが初V!

[ 2012年3月20日 06:00 ]

 柔道の全国高校選手権第1日は19日、日本武道館で行われ昨年は東日本大震災の影響で中止となったため2年ぶりに開催された大会で、男女の個人戦各5階級を行った。女子57キロ級では山本杏(桐蔭学園高2年)が初優勝。男子90キロ級は米国籍を持つベイカー茉秋(東海大浦安高2年)が制した。20日の最終日は男子5人制、女子3人制の団体戦が行われる。

 <男子90キロ級 ベイカー、夢は日本代表>父が米国人で米国との二重国籍を持つベイカーが決勝でも豪快な隅落としで一本勝ちを決め、初優勝。「調子がいいから大丈夫だと思ってた」と安どの表情を見せた。高校入学時は66キロしかなかった体も今は成長。ベンチプレスも80キロから145キロまでアップした。まだ国籍選択は決めていないというが「将来は五輪で金メダルを獲りたい。日本代表として?そうです」とうれしそうだった。

 <女子57キロ級 山本は貫禄V>シニアの国際大会でも優勝を飾っている山本が、貫禄のV。昨年は大会が中止となっており、高校生活最初で最後のタイトルに「寝技も下から攻められたし収穫があった」と笑顔を見せた。白帯、短髪の中学生として全日本の強化指定入りして2年あまり。全日本女子の園田監督に「これ以上短くしたら(男子の)篠原監督に預ける」と言われて伸ばし始めた髪を気にする17歳は、5月の全日本選抜体重別(福岡)に向け「ロンドン五輪代表争いに名前が挙がる状態で試合するのはいい経験」と無心を強調した。

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2012年3月20日のニュース