遼くん 予選落ちの危機「何が違うか、と言われても説明は難しい」

[ 2012年3月16日 09:57 ]

第1ラウンド、2番でグリーン手前のフェアウエーから第3打を放つ石川遼

 石川遼は1バーディー、3ボギーと振るわず、予選落ちの危機に立たされた。

 ボギーはすべてティーショットが乱れた。6番(パー4)は左の林に打ち込み、8番(パー3)は当たりが悪くてグリーンに届かなかった。17番(パー3)は右のバンカーへ。最大の目標に掲げる4月のマスターズ・トーナメントに向け「ティーショットは平らなところから打つから、どのコースでも変わらない」と意識して調整したはずが、足を引っ張る結果となった。

 前週2位の勢いは影を潜めた。「何が違うか、と言われても説明は難しい。先週もショットはひどかった」という。好成績が、必ずしも技術面での不安を消し去るには至らなかったようだ。

 4年連続出場の今大会は、2009年に日本人として米ツアーで史上最年少となる17歳6カ月で予選通過を果たした。ただ、過去2年は予選落ち。「流れが悪いときの底上げはできている。予選突破を意識してプレーする」。巻き返しに向け、明確な目標を口にした。(共同)

続きを表示

2012年3月16日のニュース