尾崎好美「五輪に出たい気持ちを表現した そこを評価してもらえれば」

[ 2012年3月11日 12:19 ]

名古屋ウィメンズマラソンで、日本人トップの2位でゴールする尾崎好美

名古屋ウィメンズマラソン

(3月11日 ナゴヤドーム発着)
 目標だった優勝は逃したものの、日本人トップの2位でゴールした尾崎好美(第一生命)の笑顔は充実感でみなぎっていた。

 「最低限でも日本人1位には入りたかったので、良かった。凄い豪華なメンバー緊張感はあったが、意外と不思議なぐらい落ち着いてレースができた」と終始、先頭集団の輪の中に入り、冷静なレースを展開した。

 終盤は中里麗美(ダイハツ)と日本人トップをかけて一騎打ち。「ラストになれば絶対に勝てると思った。本当にいけると思うところまでためた。横浜で失敗しているので、今回は最後まで力を出し切ろうと思ってスパートしてからゴールまで一直線に走った」と過去のミスを糧にしたあたりは成長がうかがえた。

 「タイムは目標より遅かったが、日本人1位になれたことにオリンピックに出場したい気持ちを表したつもり。そこを評価してもらえれば」。“追試”となった今回のレースで、優勝が絶対条件とされてきた尾崎。日本人ではトップ、2時間24分14秒のタイムを同判断するか。運命の日はあす12日だ。

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2012年3月11日のニュース