田中理恵「体操中心」日体大研究員に

日体大卒業生と記念撮影を行う田中

　体操女子でロンドン五輪出場を目指す田中理恵（２４）は横浜・健志台キャンパスで行われた日体大大学院の学位記授与式に出席し、４月から同大の研究員になることを明かした。

　給与はないが、これまでと同じ指導者、施設で練習を続けられることが進路選択の決め手となった。「今までと同じ生活リズムで体操中心の日々を過ごしたい」と「寮監」を務める大学寮で引き続き生活することも決めた。１月に発表した修士論文のテーマは「女子体操競技における芸術性について」。「今は（高難度の技が重視され）美しい体操が崩れてきていると感じる。しっかり（代表に）選ばれて、証明したい」と４月からの選考会では芸術性で勝負していく覚悟を示した。