渡部暁7位で総合Vならず…自己最高の総合2位に

[ 2012年3月11日 00:18 ]

個人総合2位となり、メダルをかじる渡部暁斗(左)

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)複合は10日、オスロで最終の個人第23戦を行い、渡部暁斗(北野建設)は7位に終わり、荻原健司以来17季ぶりの日本勢の個人総合優勝を逃したが、自己最高の総合2位となった。8位のジェーソン・ラミーシャプイ(フランス)が総合3連覇を果たした。

 前半飛躍(HS134メートル、K点120メートル)で首位の加藤大平(サッポロノルディックク)が後半距離(10キロ)で踏ん張り、自己最高の3位となった。

 渡部暁は飛躍で9位につけ、加藤と1分11秒差で距離をスタートしたが、ラミーシャプイを総合で逆転する条件の一つの2位以上に届かなかった。

 飛躍を2回飛ぶ予定だったが不安定な風のため1回で打ちきりとなり、距離も15キロから10キロになった。

 ▽加藤大平の話 めちゃくちゃうれしい。ジャンプはつかんでいたものが出た。距離は2位になれるかと思ったけど、力を使いきった。

 ▽渡部暁斗の話 しょうがない。追いつくつもりで最初から飛ばした。総合2位はうれしい。実力はついたと思うし、来季は総合優勝を狙いたい。(共同)

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