森下、松本らが4強入り/柔道グランプリ大会

[ 2012年2月19日 00:38 ]

 【デュッセルドルフ(ドイツ)共同】柔道のグランプリ大会第1日は18日、ドイツのデュッセルドルフで行われ、男子は3回戦から登場した66キロ級の森下純平(筑波大)が準決勝に進出した。60キロ級では昨年の世界選手権代表で世界ランキング3位の山本浩史(日体大)が初戦の2回戦で中国選手に優勢で敗れ、ロンドン五輪代表が絶望的となった。高藤直寿(神奈川・東海大相模高)は準々決勝で敗退。

 女子は57キロ級で1月のマスターズ大会を制した世界ランク1位の松本薫(フォーリーフジャパン)が初戦の2回戦から3試合連続一本勝ちで準決勝に進出。17歳の山本杏(神奈川・桐蔭学園高)もベスト4入りした。48キロ級で18歳の遠藤宏美(筑波大)は1回戦で北京五輪金メダルのアリナ・ドゥミトル(ルーマニア)を延長戦の末に撃破。続く2試合も制して準決勝に進んだ。52キロ級の橋本優貴(金沢学院大)も4強入り。

 63キロ級ではグランドスラム・パリ大会など2週連続優勝の田中美衣(了徳寺学園職)は準々決勝でイスラエル選手に一本負け。阿部香菜(三井住友海上)は3回戦で敗退した。

 ▼山本浩史の話 優勝して五輪(代表)にアピールしたかった。だいぶ厳しいと思う。思い切りやるだけと思ったが、それができなかった。ここを勝たないと五輪はないと思っていた。悔しいというより情けない。

 ▼田中美衣の話 強引に行き過ぎた。3連戦の最後がこれだとちょっと…。(五輪代表1番手の)上野選手との差はだいぶついていたので、ここで勝たないといけなかった。結果を出せなかった。とりあえず食らいついていくしかない。

 ▼高藤直寿の話 体の調子が良すぎた。(前週のW杯での)負けはショックだったが、合宿で外国選手の動きを染み込ませようとした。1週間でこれだけ変われるならば、もっと上を狙えると思う。(共同)

続きを表示

2012年2月19日のニュース