佳菜子 体調不良もミスなく技術点トップで3位発進

[ 2012年2月12日 06:00 ]

女子SPの演技を終えて笑顔を見せる、3位の村上佳菜子

フィギュアスケート四大陸選手権第2日

(2月10日 米コロラド州コロラドスプリングズ)
 コンディションの不安は、天真爛漫(らんまん)な笑みで吹き飛ばした。村上はジャンプなどの技術点では全体トップをマークするなど、63・45点で3位発進した。

 前日の公式練習中に腹痛と貧血を訴えて早退し、この日も腹痛で朝食を取れなかった。酸素が薄い高地の影響ではないかと心配されたが、「食べ過ぎたのかも。いつもガツガツ食べていたんで」と笑い飛ばした。

 冒頭の3―3回転を決めると、最後まで手堅くまとめた。「ミスがなくて凄くうれしい。ステップも初めてレベル4になった」。今季は高難度なフリップ―トーループのコンビネーション習得を目指したものの、靴の問題で思うようにいかなかった。この日も難度が低いトーループのコンビネーションだったが、「気持ちが少し楽。思いきりできるようになった」と前向きにとらえている。トップの浅田とはわずか0・80点差。フリーでの逆転優勝を目指して、17歳が好演技を披露する。

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2012年2月12日のニュース