“山の神” 東洋大 柏原 母校で講演「山だけと思われることが大嫌い」

[ 2012年2月10日 11:50 ]

 先月の箱根駅伝で総合優勝した東洋大のエースで主将だった柏原竜二(22)が10日、福島県いわき市にある母校の県立いわき総合高校で講演した。

 約700人の後輩を激励した柏原は、“山の神”と呼ばれていることに触れ「山だけと思われることが大嫌い。卒業後は平地でも速いところを見せたい」と意欲を見せた。

 講演は生徒からの質問に答える形式で行われ、スーツ姿の柏原は進路に悩む生徒に「本当に行きたければ努力しかない。無理だと思ったら無理。少しでも可能性があると思った方がいい」と自身の経験を踏まえてアドバイスした。

 震災復興の象徴となった「フラガール」を目指す3年の高浜美咲さん(18)は「あきらめてしまいそうな自分もあったが、無理という言葉が嫌いという先輩に活を入れてもらえた」と喜んだ。

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2012年2月10日のニュース