女子48キロ級は福見がV 五輪代表へ望みつないだ

[ 2012年2月5日 08:45 ]

女子48キロ級で優勝した福見友子

 柔道のグランドスラム・パリ大会第1日は4日、パリで行われ、女子48キロ級で世界ランキング2位の福見友子(了徳寺学園職)は決勝で同3位のサラ・メネセス(ブラジル)に優勢勝ちし、優勝した。

 世界選手権では2年連続決勝で浅見八瑠奈(コマツ)に敗れている福見は1月のマスターズ大会に続いて制し、ロンドン五輪代表争いに踏みとどまった。浅見は左膝痛により出場していない。

 女子52キロ級で世界ランク1位の西田優香(了徳寺学園職)は決勝で同3位のモンゴル選手に一本勝ち。マスターズ大会から2連勝した。同63キロ級の田中美衣(了徳寺学園職)も優勝した。

 女子57キロ級で昨年世界選手権金メダルの佐藤愛子(了徳寺学園職)は決勝で世界ランク3位のテルマ・モンテイロ(ポルトガル)に一本負けして準優勝に終わり、五輪代表争いから後退した。

 ▼福見友子の話 内容を求められる試合だと思ったけど、第一に勝つことを優先した。内容も良くなっていると思う。(5月の最終選考会は)自分が五輪に出たらこういうことができる、という気持ちを全てぶつけたい。

 ▼西田優香の話 最初の2試合は硬くなってしまったが、気持ちを切り替えて徐々に自分の柔道ができるようになった。(気持ちの切り替えが)一番の課題と言われていたので成長できたと思う。

 ▼田中美衣の話 とりあえず優勝できて良かったが、もっと自分の力を出したいと考えていたので、きょうは駄目だった。あと(欧州での出場大会が)二つある。チャンスを生かしたい。

 ▼佐藤愛子の話 (決勝で一本負け)悔しかった。こちらの作戦と相手の作戦がかみ合ってしまった。残念です。五輪には出たいけど現実には難しい。それを考えず、柔道人生最後だと思って(5月の最終選考会で)優勝したい。(共同)

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