ジョコビッチ死闘制す!四大大会3連勝/全豪オープン男子単決勝

[ 2012年1月29日 23:40 ]

男子シングルスで優勝し、カップにキスをするノバク・ジョコビッチ

 テニスの四大大会第1戦、全豪オープン最終日は29日、メルボルンで行われ、男子シングルス決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)に5―7、6―4、6―2、6―7、7―5で競り勝ち、2年連続3度目の優勝を果たした。

 優勝賞金は230万豪ドル(約1億8800万円)。ジョコビッチは昨年のウィンブルドン選手権、全米オープンに続いて四大大会3連勝で、通算5勝目を手にした。試合時間は5時間53分で、四大大会の決勝では1988年全米オープンの4時間54分を塗り替え、過去最長を記録した。

 第2、第3セットのジョコビッチは正確なリターンが光ったが、接戦となった第4セットはタイブレークで落とした。最終第5セットは5―5の第11ゲームをブレークし、粘るナダルを振り切った。

 混合ダブルスはホリア・テカウ(ルーマニア)ベサニー・マテックサンズ(米国)組がマッチタイブレークの末に初優勝した。

 ▼ノバク・ジョコビッチの話 今夜一緒に歴史をつくったナダルも最高の選手の一人だ。ナダルとこのような決勝をまた戦えればと思う。母国セルビアの人や会場のファンの大きな声援に支えられた。

 ▼ラファエル・ナダルの話 ラファエル・ナダルの話 疲れた。素晴らしいショーで、参加できて楽しかった。今夜の自分の精神面には幸せを感じる。今までの選手生活で、幸せを感じる負けの一つだ。(共同)

続きを表示

この記事のフォト

2012年1月29日のニュース