苦い経験生きた遼 難コースで5バーディー「課題の3日目乗り切った」

[ 2012年1月29日 16:26 ]

第3ラウンド、通算9アンダーで11位に浮上した石川遼

 今季2戦目で初の決勝ラウンドに進んだ石川遼は、難しいとされる南コースで5つのバーディーを奪う堂々のプレーを披露した。

 
 苦い経験を生かし「課題だった3日目を乗り切った」と充実感を漂わせた。

 出だしの1番をいきなりボギーとしたが「コースとの相性はいいから焦りはなかった」と6、7番の連続バーディーでリズムを取り戻した。

 9番と、折り返してからの11番もバーディーとし、パー5の13番では飛距離を生かして五つ目のバーディーを奪った。14番からはティーショットが右にぶれだしたが「許容範囲の曲がりだった」と耐え、最後までパーでしのいだ。

 順位が動きやすくムービングデーと呼ばれる第3ラウンドでは、昨年のマスターズ・トーナメントで悔しい思いをした。「みんなが伸ばしているのに、自分は予選と同じプレーをしてしまった」と、20位から30位に後退。今回はしっかりとスコアを伸ばした。「経験は大きく生きた」と、成長を実感しながら最終ラウンドに臨む。(共同)

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2012年1月29日のニュース