18歳吉村 史上2人目の高校生日本一 水谷 6連覇ならず

[ 2012年1月22日 16:47 ]

男子シングルスで初優勝しトロフィーを手に笑顔の吉村真晴

 卓球の全日本選手権最終日は22日、東京体育館で行われ、男子シングルス決勝は18歳の吉村真晴(山口・野田学園高)が、6連覇を狙ったロンドン五輪代表の水谷隼(明大)を4―3で下し、同種目で水谷以来となる史上2人目の高校生日本一に輝いた。

 吉村は積極的な攻撃で第1、2ゲームを連取。第5ゲームも奪い、最終ゲームでは3度のマッチポイントをしのぎ、7―10からの5連続得点で大逆転した。ジュニアの部で3連覇した17歳の丹羽孝希(青森山田高)は準々決勝で敗退した。

 女子ダブルスは藤井寛子、若宮三紗子組(日本生命)が3連覇し、女子シングルスで初優勝した福原愛(ANA)と石川佳純(全農)の五輪代表2人のペアは準々決勝で藤井、若宮組に2―3で敗れた。

 ▽吉村真晴の話 信じられない。水谷さんは格上の選手なので、悔いのない試合をしようと思った。両ハンドの鋭いボールで自分から攻めていくことができた。

 ▽前原正浩・日本卓球協会専務理事の話 吉村は初の決勝で堂々としていた。カウンターがうまく、将来を期待できる。世界基準の選手で、ロンドン五輪の代表候補の一人だ。

続きを表示

2012年1月22日のニュース