堅守・帝京大に勝つには…増保氏 攻撃陣を伸ばすには格好の指導者

[ 2012年1月13日 10:05 ]

早大ラグビー部の新監督に就任する増保輝則氏

 大学選手権優勝15度を誇る早大ラグビー部の辻高志監督(34)が今季限りで退任し、早大OBで元日本代表WTBの増保輝則氏(39)を後任監督として起用する方向でOB会(早大ROB倶楽部)と大学側が調整していることが12日、分かった。

 増保氏は神戸製鋼監督時代にパスラグビーを標ぼうしていた。堅守の帝京大を崩すにはパス攻撃が効果的。来季バックス陣はFB井口副将以外のレギュラー全員が残る。大学屈指の潜在能力を秘めた攻撃陣を伸ばすには格好の指導者といえる。

 ◆増保 輝則(ますほ・てるのり)1972年(昭47)1月26日、東京都生まれの39歳。城北中でラグビーを始める。城北高3年で高校日本代表の主将を務める。早大に進学し、大学選手権準優勝2回。94年に神戸製鋼に入社。04年に現役を引退し、神戸製鋼の監督を3季務めた。日本代表には19歳3カ月で初選出され、47キャップ、28トライ。W杯には91、95、99年の3度出場した。現在、東京都板橋区で会社を経営しながら、早大のアドバイザーを務めている。

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