浅田真央初エッセーが発売中止 宣伝で「私の思いと異なる」

[ 2012年1月12日 17:48 ]

フィギュアスケート女子の浅田真央=2011年12月撮影

 2月8日に発売予定だったフィギュアスケート女子の浅田真央(21=中京大)の初となるエッセー「大丈夫、きっと明日はできる」の発売中止が決まったと、発売元のポプラ社が発表した。

 同社は公式サイトで「一部宣伝方法に著者ご本人の意にそぐわない部分がございましたので、誠に勝手ながら発売を中止させていただきたいと思います」と説明。

 浅田は自身のブログで「この本は、私の競技生活を通しての皆さんへのメッセージブックとして1年かけて制作を進めていたものでしたが、本の宣伝、告知について、私の思いと異なるもので進められたところがあり、出版を中止させていただくことになりました」と思いをつづっている。

 版元のポプラ社などによると、同書にはスケートに取り組む浅田の姿勢や思いのほか、昨年12月に亡くなった母親への感謝の言葉などがつづられ、既に10万部を超える予約が入っていた。昨年末に作成した告知ポスターで強調された「ママ、ほんとうにありがとう」の文言などが、浅田の本意でなかったという。

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2012年1月12日のニュース