白鵬 奉納土俵入り「5大関から誰かもう一つ上に昇進する年になるのでは」

[ 2012年1月6日 17:58 ]

大勢の見物客の前で、奉納土俵入りをする横綱白鵬。太刀持ち安美錦

 大相撲の横綱白鵬が6日、東京都渋谷区の明治神宮で初場所前恒例の奉納土俵入りを行い、約2千人の見物客の前で力強い不知火型を見せた。八百長問題に揺れた昨年の相撲界を引っ張った一人横綱は「これで平成24年が始まるな、という感じ。初場所でしっかりといい相撲を取りたい」と気持ちを新たにした。

 初場所初日の相手は新小結の若荒雄に決まった。番付表にフレッシュな顔触れが増え「若手の関取が上位に来ている」と話し、警戒感と期待感が混在している様子。「5大関から誰かがもう一つ上に昇進する年になるのではないかと思う」と新横綱の誕生も予想した。

 土俵入り前には日本相撲協会の放駒理事長(元大関魁傑)ら協会幹部と参拝。祈願した内容について白鵬は「それは自分の腹の中にあればいいこと」と明かさなかった。

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2012年1月6日のニュース