女性部員へ乱暴…内柴正人容疑者を準強姦罪で起訴

[ 2011年12月28日 06:00 ]

 東京地検は27日、コーチとして指導していた女子柔道部員を乱暴したとして、準強姦罪(ごうかん)でアテネ、北京両五輪の男子柔道金メダリスト内柴正人容疑者(33)=熊本県玉名市=を起訴した。起訴状によると9月20日未明、東京都八王子市内のホテル客室内で、酒に酔って眠り込み、抵抗できない女性部員を乱暴したとしている。

 捜査関係者によると、内柴被告は客員教授を務めていた九州看護福祉大(玉名市)の柔道部の遠征先で女性部員ら数人と飲酒。酒に酔った女性部員と2人で宿泊先のホテルに戻った。「合意の上だった」と否認を続けている。

 内柴被告は昨年4月から九州看護福祉大で女子柔道部のコーチを務め、ことし1月には客員教授に就任。セクハラ行為をしたとして11月29日に懲戒解雇処分になった。

 警視庁捜査1課が今月6日に準強姦容疑で逮捕。熊本県は8日に内柴被告に授与した県民栄誉賞を取り消した。

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2011年12月28日のニュース