高橋大輔 ヒヤヒヤ逃げ切りV!小塚が2位

[ 2011年12月24日 22:28 ]

男子フリーで演技する高橋大輔

 フィギュアスケートの世界選手権(来年3月・ニース=フランス)代表最終選考会となる全日本選手権第2日は24日、大阪なみはやドームで行われた。男子フリーでは、ショートプログラム(SP)で首位の高橋大輔(関大大学院)がジャンプでミスを重ね3度転倒したが、158・55点、合計254・60点とし、SPのリードもあって2年ぶり5度目の日本一を決めた。

 SPで2位の小塚崇彦(トヨタ自動車)は、ジャンプで転倒もあったが、4回転ジャンプを決めるなど好調は持続、165・37点、合計250・97点を挙げ2位。SP4位と出遅れた羽生結弦(宮城・東北高)がフリーで167・59の高得点をマークし、241・91で3位となった。男子の世界選手権出場枠は3で、高橋、小塚、羽生の選出は確実となった。

 高橋は「勝った感じはしない」と苦笑い。「この大会に向けて、練習しすぎて疲れがあった」と語った。それでも「ただ守っての失敗ではない。4回転も回っての転倒だった。ショートプログラムは成長したと思う」と語った。

 次に狙うは、昨季失った世界一。現王者のパトリック・チャン(カナダ)には4月の世界選手権で48・01点もの大差をつけられたが、何とか巻き返したいところだ。

 ▽小塚崇彦の話 よく滑っていたと思う。4回転は不安なくできた。2位で残念な気持ちはあるが、これで終わりではない。もっと上を目指したい。

続きを表示

この記事のフォト

2011年12月24日のニュース