長谷川5連覇、松本兄弟V 全日本レスリング第1日

[ 2011年12月21日 18:47 ]

 レスリングのロンドン五輪代表選考会を兼ねた全日本選手権は21日、東京・代々木第二体育館で開幕して7階級を行い、日本が五輪出場枠を獲得できていない男子グレコローマンスタイルはともに9月の世界選手権代表だった55キロ級の長谷川恒平(福一漁業)が5連覇、60キロ級の松本隆太郎(群馬ヤクルト販売)が3連覇した。2人は来春の五輪アジア予選(カザフスタン)出場を確実にした。

 男子フリースタイルは84キロ級で松本の弟、篤史(ALSOK)が初優勝。96キロ級で磯川孝生(徳山大職)が3連覇し、120キロ級で荒木田進謙(専大ク)が2年連続3度目の優勝を果たした。

 ▼女子59キロ級は世界選手権3位の斉藤貴子(自衛隊)が2連覇し、67キロ級は土性沙羅(愛知・至学館高)が初めて制した。

 長谷川恒平の話 オリンピックに向け、新たにスタートラインに立てた。五輪予選は強豪がそろっているけど、しっかり出場枠を取ってきたい。

 ▼松本隆太郎の話 今大会で負けたら自分のレスリング人生が終わってしまうという気持ちだった。すごく緊張した。内容もそこそこ良かったし、いい結果が出て安心している。

 ▼松本篤史の話 今年一年は成績が良くなくて、ここで負けたらロンドン五輪への道がたたれていた。これでスタートラインに立った。兄についていくつもりで頑張る。

 ▼磯川孝生の話 ことしは思った以上に成績が悪くて最後ぐらいは、と頑張った。(五輪予選は)集大成になる。レスリング人生のすべてをかけてやる。

 ▼荒木田進謙の話 内容は可もなく不可もなしだった。外国人選手に負けない体をつくって、また一つパワーアップしたい。五輪は小さいころから目標にしていたので、何が何でも出たい。

 ▼土性沙羅の話 この大会では優勝しか考えていなかったので、すごくほっとしている。まだ世界選手権で金メダルを取っていないので、まずは来年の世界選手権に出られるように頑張りたい。

 ▼斉藤貴子の話 (銅メダルの)世界選手権の後の大会だったので、すごくプレッシャーがあった。この階級で世界のトップを目指したいので、もっともっと練習して攻め切れるようにする。

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2011年12月21日のニュース