16歳の奥原が史上最年少V!対戦相手が棄権

[ 2011年12月12日 06:00 ]

全日本総合バドミントン女子シングルス決勝で、広瀬の欠場で優勝し、トロフィーを手に笑顔を見せる奥原

バドミントン全日本総合選手権最終日

(12月11日 東京・代々木第2体育館)
 女子シングルスで史上最年少の決勝進出を果たした16歳の奥原希望=のぞみ=(大宮東高2年)は、3連覇中だった広瀬栄理子(26=パナソニック)の棄権により、史上最年少優勝を果たした。

 1メートル54の体がすっぽりと隠れそうな内閣総理大臣杯を抱えた奥原は「絶対に試合したいと思っていたので複雑。実感はないけど、うれしい」と話した。16歳8カ月。89年に当時、熊本中央女子高(現熊本中央高)3年だった宮村愛子が持つ18歳4カ月の最年少優勝記録を、思わぬ形で大幅に更新した。女王・広瀬が未明に体調不良を訴え「急性胃腸炎」の診断。会場入りはしたが、試合開始10分前に棄権した。4週連続の試合続きの疲労が原因だった。奥原は「来年、優勝して(トロフィーの)重みを感じられたらいい」と切り替える。来年から世界に挑む希望の星は「(16年)リオデジャネイロ五輪でメダルを獲りたい」と気を引き締めていた。

 ▼宮村愛子さん 抜かれちゃいました。記録は必ず破られる。うれしさ半分、悔しさ半分です。本当の実力をつけて世界で頑張ってほしい。

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2011年12月12日のニュース