毎日送迎、車に布団も…真央を全力で支え続けた匡子さん

[ 2011年12月10日 08:19 ]

母親の容態急変で、グランプリファイナルを欠場し帰国した浅田真央選手
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 フィギュアスケート女子の10年バンクーバー五輪銀メダリスト・浅田真央(21=中京大)の母・匡子(きょうこ)さんが9日早朝、肝硬変のため名古屋市内の病院で死去したとマネジメント会社が発表した。48歳だった。浅田は出場予定だったGPファイナルを欠場し、開催地のカナダからこの日夕方に緊急帰国したが、最愛の母の最期をみとることはできなかった。

 浅田にとって、匡子さんは唯一無二の大切な存在だ。小さな頃からスケート一色の自分を、全力でサポートしてくれた。体調を崩すまでは、毎日のようにスケート場へ車で送迎。練習環境に恵まれなかった時は、各地のリンクを5カ所も転々とし、移動の間に仮眠できるように車内には布団を積んだ。そんな支えを受け、浅田は常に恩返しの思いを込めて滑っていた。

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