男子個人決勝で上山が4年ぶりの優勝

[ 2011年12月4日 18:18 ]

 トランポリンの全日本選手権最終日は4日、大阪府熊取町立総合体育館で行われ、男子個人決勝は11月の世界戦選手権代表の上山容弘(大体大大学院)が59・750点で4年ぶり5度目の優勝を果たした。ロンドン五輪代表に決まっている伊藤正樹(金沢学院大ク)は59・725点で2位となり、4連覇はならなかった。女子個人は湊和代(北陸大)が50・475点で初優勝を果たした。シンクロナイズドの男子は世界選手権で銀メダルを獲得した上山、坂本鷹志(日体大教)組が50・500点で初優勝。女子は栗木優香、宇山芽紅組(金沢学院大ク)が45・400点で初制覇した。

 ロンドン五輪代表に決まっている伊藤の4連覇を阻止し、4年ぶりの栄冠を手にした上山は「勝てるとは思ってなかった。優勝はいい励みになる」と五輪代表選考会へ手応えを深めた。

 前半に乱れたリズムを、しっかり体をコントロールすることを意識して後半で修正。持ち味の安定感を披露し「感触としては満足」と納得顔だ。

 2カ月前の大会で痛めた左足首は万全ではない。「勝てるものも勝てなくなるのでベストコンディションにしないと」と話した。

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2011年12月4日のニュース