愛困った 国外拠点・広東省で練習できなくなる?

[ 2011年11月30日 06:00 ]

ロンドン五輪テスト大会を兼ねたプロツアー・グランドファイナルから帰国した福原

 夢舞台へ難題が浮上した。卓球女子の世界ランク8位・福原愛(23=ANA)が来年のロンドン五輪に向けたトレーニングを国外拠点の中国・広東省で実施できない可能性が高くなった。近年、福原は世界5位のリュウ・シウェンらが所属する同省で合宿していたが、「来年は他国の代表選手は受け入れられないということです」と関係者は明かした。

 福原はこの日、ロンドン五輪のテスト大会を兼ねたプロツアー・グランドファイナルを終えて帰国。「今年の国際大会が終わってホッとしています」と話した23歳は12月10、11日の日本リーグ・ファイナル4(埼玉)に出場した後、来年1月17日開幕の全日本選手権(東京)に向けて集中的にトレーニングを行う予定。当初は年末年始も広東省での合宿を計画していたが、軌道修正を迫られそうだ。

 世界ランクを守るために、来年はロンドン五輪までに最大14大会に出場する可能性も。練習拠点が定まらない上に、過密スケジュールものしかかってくる。「メダルが獲れればいいな」と言う3度目の五輪に向け、壁を乗り越えるしかない。

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2011年11月30日のニュース