ロンドン切符獲得へ　尾崎好美“静かに”闘志

　１２年ロンドン五輪の国内選考会のスタートとなる横浜国際女子マラソンは２０日、山下公園発着のコースで行われる。１８日は招待選手が横浜市内で会見し、今夏の世界選手権で１８位に終わった尾崎好美（３０＝第一生命）は「このレースで自分の力を出し切りたい」と気合を入れた。

　世界選手権前には「金メダルを獲る」と公言し、自らに重圧をかけて惨敗。山下佐知子監督（４７）からは「（優勝と）言うな」と“指令”があったため、尾崎も「優勝できれば、それが一番いいかな」と控えめだ。五輪切符を手に入れるためには、優勝だけでなく好タイムも求められる。「五輪に一番出たいと思っている人が勝つと思う」と静かに闘志を高めていた。