“走るQB”ティーボウ パス成功たった2回で勝利呼ぶ

[ 2011年11月15日 06:00 ]

ランTDをマークしたブロンコスのQBティーボウ

NFL ブロンコス17―10チーフス

(11月13日)
 パス成功はたった2回。しかし、それで勝利を収めるという珍事がNFLで起きた。ブロンコスのQBティム・ティーボウ(24)がチーフス戦で演じた怪パフォーマンス。主力RB2人が第1Qに故障で離脱しながらも、QBとは思えぬ脚力を生かしてチームを勝利に導いた。好調49ersは7連勝。不振のコルツは14年ぶりの10連敗を喫した。

 ブロンコスはマゲイヒーとモレノの主力RBがいきなり足を痛めてリタイア。しかしフォックス監督は「これが最善策だ」と控えのRBボールに30回も走らせるなど、ラン攻撃を継続させた。第1QにはティーボウがRB並みのカットバックを見せて7ヤードのランTD。前半のパス成功は0ながら、第4QにはWRデッカーに56ヤードのロングパスを通して決定的なTDを奪った。パス試投は8回で成功は2回だが、ハイズマン賞を受賞したフロリダ大時代から“走るQB”として定評のあったティーボウは9回のキャリーで43ヤードを走破。「きょうの内容を続ければ、チームは良くなっていく」と胸を張った。

 ≪史上5人目≫ティーボウは先発昇格後の4戦で3勝目だがパス獲得69ヤードは最少。パス成功2回以下で勝利を収めたのは史上5人目(最少は1)となった。

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2011年11月15日のニュース