人生初の壁 桃子の母は言った「爪先だけ残してでも逃げないことは大事」

[ 2011年11月7日 09:17 ]

優勝トロフィーを手に笑顔の上田
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スポニチ主催USLPGAツアー・ミズノクラシック最終日

(11月6日 三重県志摩市 近鉄賢島カンツリークラブ=6506ヤード、パー72)
 上田桃子(25=フリー)が涙の復活Vを飾った。
【最終R成績】

 今季、ゴルフ人生で初めて壁にぶち当たった。昨年からスイング改造に取り組む中で、8月までの8試合で3回も予選落ち。米国での生活にも疲れ、初めてメンタルトレーナーを付けるほど、精神的にも追い込まれた。

 予選落ちした9月のマンシングウェア東海ではラウンド後、ギャラリーの前でキャディーやコーチに声を荒らげる場面もあった。

 続くミヤギテレビ杯ダンロップでも予選落ちすると、家族会議で両親に「クラブを置きたい」と弱音を吐いた。しかし母・八重子さん(62)から「爪先だけ残してでも、逃げないことは大事よ」、父・功一さん(56)からは「おまえはアメリカで勝てると思う」と激励の言葉をもらい、再びゴルフと向き合う覚悟を決めた。

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