高橋「悔しいが」4―3回避 安全策で2位発進

[ 2011年10月30日 06:00 ]

スケートカナダの男子SPで2位となった高橋大輔

 フィギュアスケートGPシリーズ第2戦カナダ杯第1日は28日、カナダ・ミシソーガで行われ、男子SPで高橋大輔(25=関大大学院)は4回転ジャンプを回避したものの、大きなミスはなく84・66点で2位につけた。GPで初の表彰台を狙うハビエル・フェルナンデス(20=スペイン)が首位、昨季世界王者のパトリック・チャン(20=カナダ)が3位につけた。女子SPでは鈴木明子(26=邦和スポーツランド)は4位。GPデビュー戦の14歳、エリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)が首位に立った。

 冒頭に予定していた4―3回転の連続ジャンプを、3―3回転に替えた高橋はSPで2位。「(GPランク上位が進出する)ファイナルに行きたい気持ちがある。悔しいがまとめにいった」と不完全燃焼の表情を見せ「良くもなく悪くもなくという感じ」と繰り返した。4月の世界選手権で連覇を逃し、14年ソチ五輪までの現役続行を宣言。「一番悪いところ」という体の硬さを克服するため、柔軟運動を取り入れるなど新たな試みも始めた。トップとは0・05差。フリーでは4回転を跳ぶと強調した25歳は「最後まで勢いを持ってやるのが課題」と気合を込めた。

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2011年10月30日のニュース