田中佑 得意の鉄棒で落下「繊細ですね、自分」

[ 2011年10月12日 23:03 ]

男子団体総合決勝 鉄棒で落下した田中佑典

体操世界選手権第6日

 予選の床運動で首を強打した初代表の田中佑は2種目に出場したが、得意の鉄棒で痛恨の落下。中国の背中が一気に遠のく失敗に「ミスしなかったら金メダルだと考えると悔しい」と唇をかんだ。今も残る首の痛みに「言い訳はしたくない」と強がる一方で「繊細ですね、自分」ともつぶやいた。

 昨年は兄の田中和が鉄棒で落下。田中佑は演技後、同じ境遇だった兄に「昨年の俺みたいやな」と声を掛けられた。それでも「僕は泣いていないから違う。頑張ったし、僕にとっては(初めての)うれしい銀メダル」と持ち前の明るさは忘れなかった。

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2011年10月12日のニュース