大山、3年ぶり復活Vへ首位浮上「今できるベストを」

[ 2011年9月18日 06:00 ]

9番、バンカーショットを放つ大山志保

マンシングウェア東海クラシック第2日

(9月17日 愛知・新南愛知CC美浜コース=6416ヤード、パー72)
 7位でスタートした06年賞金女王の大山志保(34=フリー)が、新パターでロングパットを次々と決め、8バーディー、3ボギーの67で回って通算8アンダーの首位に浮上した。左肘故障からの復活勝利が見えてきた。初日にスロープレーで2罰打を受けた横峯さくら(25=エプソン)と金田久美子(22=レプロエンタテインメント)は、ともに通算4アンダーの4位につけた。
【第2R成績】

 驚くほどパットが入った。5番が7メートル、11番が8メートル、12番が6メートル、17番が7メートル。ベストスコア67を出した大山は「今年一番入ってくれた。パターを替えて、ラインも見えました」と笑った。パットを左に引っかける癖に苦しんでいたが、パターのフェースバランスが先端寄りになっていたと気づき、先週からセンター寄りのパターに変更。これがバッチリはまった。

 「以前は打てたという自分と常に戦っています。前に戻すのは難しいので、新しい自分をつくろうと思っています」。06年に賞金女王に輝きながら09年12月に左肘を手術。その後、痛みは右肘にも及んで低迷を続けた。

 最終日を首位で迎えるのは08年6月のサントリーレディース以来。この時は2位だったものの、過去11勝中7勝は逃げ切りと、データは心強い。「自分に期待しすぎると、ミスしたときにガクっとくるので、今できるベストをしたい」。08年10月のマスターズGCレディース以来、3年ぶりの復活勝利はもう手の届くところにある。

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