フリー60キロ級の湯元健が銅 五輪出場枠も男子で初獲得

[ 2011年9月18日 01:41 ]

男子フリー60キロ級敗者復活戦で勝ち、ロンドン五輪出場枠を獲得した湯元健一

 レスリングの世界選手権第6日は17日、トルコのイスタンブールで男子フリースタイル3階級を行い、60キロ級で2008年北京五輪銅メダルの湯元健一(ALSOK)が3位決定戦でディディエ・パイス(フランス)に2―0で勝って銅メダルを獲得し、ロンドン五輪出場枠を獲得した。男子の出場枠獲得は初めて。湯元健は12月の全日本選手権で優勝すれば、五輪代表に決まる。

 湯元健は3回戦で北京五輪銀メダルのワシル・フェドルイシン(ウクライナ)に2―0で勝ったが、準々決勝で世界選手権3連覇を狙うベシク・クドゥホフ(ロシア)に0―2で敗れた。敗者復活戦ではベネズエラ選手に快勝した。

 84キロ級の松本真也(警視庁)は3回戦でアイルランド選手に2―1で勝ったが、準々決勝でロシア選手に0―2で敗れ、敗者復活戦にも回れなかった。96キロ級の磯川孝生(徳山大職)は初戦の2回戦で南アフリカ選手に1―2で敗退した。

 ▼松本真也の話 出場枠を取れずに残念。準々決勝は攻撃を試みたけど、逆に失点してしまった。合宿でやってきたことは実になっている。手の届かない大会ではない。

 ▼磯川孝生の話 準備はしっかりしたつもりだったが、こういう結果になって情けない。試合をやりながら、頭が真っ白になってしまった。ここまでいろいろなサポートを受けてきたが、それに応えられなかった。(共同)

続きを表示

この記事のフォト

2011年9月18日のニュース