“崖っ縁男”高見盛 病院から直行で15番

[ 2011年8月31日 06:00 ]

稽古始めで奮闘する高見盛

 57場所ぶりに十両に陥落した大相撲の人気力士・高見盛が30日、病院から稽古場に直行する異例の稽古で始動した。

 新番付が発表された前夜に発熱しダウン。この日は東京都墨田区内の病院で精密検査を受けたが、診察を終えると、そのまま稽古場に駆けつけ、幕下・高世らと15番取った。“崖っ縁男”の悲壮な覚悟に、師匠の東関親方(元幕内・潮丸)も「一番大事なのは本人の気持ち。(稽古しようという)気持ちが表れているのはいいこと」と評価。

 新番付では西十両7枚目まで降下。世代交代も進んでおり、対戦相手は初顔の若手ばかりと厳しい戦いも予想される。それでも高見盛は「(番付は)考えないようにしている。なるようになれ!だ」と気合を入れ直した。

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2011年8月31日のニュース