イシンバエワ 6位に終わる…優勝はムレル

[ 2011年8月30日 21:19 ]

女子棒高跳び決勝でメダルなしに終わり、力なく声援に応えるエレーナ・イシンバエワ

 陸上の世界選手権第4日は30日、韓国の大邱で行われ、女子棒高跳び決勝にはエレーナ・イシンバエワ(ロシア)が出場。4メートル65を1回でクリアしたものの、4メートル75で1回目を失敗し、この高さをパス。しかし、次に跳んだ4メートル80を2度ともクリアできなかった。前回大会で記録なしに終わった北京五輪女王は、2大会ぶり3度目の優勝を目指したが、今回の成績は4メートル65の6位終わった。5メートル6の自身の持つ世界記録に遠く及ばない結果に、イシンバエワは「ポールが軟らかすぎて、跳躍の度に替えていた。でも最後は硬すぎた」と語った。地元モスクワで開催される2年後の世界選手権を最後に引退を表明している。「ここで起こったことはすべて忘れてロンドン五輪を目指す」と目標を切り替えたが、世界新を連発したかつての勢いは感じられない。

 優勝は、4メートル85を記録したファビアナ・ムレル(ブラジル)。

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