連覇を評価…強化委員長が「ポスト谷」に浅見を指名

[ 2011年8月30日 06:00 ]

 柔道の世界選手権で金メダルを獲得した日本代表選手5人が29日、パリ市内で会見を行った。全日本柔道連盟の吉村和郎強化委員長は5人の中で唯一の連覇達成者となった女子48キロ級の浅見八瑠奈(23=コマツ)を「女子代表の柱」に指名。“ポスト谷”に近づいた格好になった。

 吉村委員長は「1回優勝するだけならまぐれもあるが、連覇してこそ」と浅見を高く評価。その上で「ロンドンの柱になってくるんじゃないか」とエースに指名した。08年北京五輪までの代表の柱といえば、48キロ級で5大会連続出場を果たした谷亮子(現参議院議員)。同じ階級でV2を達成した浅見は「こうやって連覇を達成して評価していただいて、ロンドンに一歩近づいた感じがする。五輪は自分の夢だけでなく、周囲の人の夢でもある。選ばれて出場できたら、優勝しかないと思う」と力強かった。

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2011年8月30日のニュース