18番バーディーで決着 笠の背中押した父のひと言

[ 2011年8月28日 17:41 ]

通算7アンダーでツアー初優勝し、父の清也さん(左)とトロフィーを手にする笠りつ子

女子ゴルフツアー ニトリ・レディース最終日

(8月28日 北海道苫小牧市 桂ゴルフ倶楽部=6490ヤード、パー72)
 第2日を終えて2打差までに19人がひしめく大混戦を制した笠りつ子。プロ6年目でツアー初優勝を果たした23歳は「早く2勝目をしたい」と次の目標に目を向けた。

 最終18番、通算6アンダーで表と首位に並び、優勝争いの重圧に押しつぶされそうになっていた笠を救ったのが、キャディーでもある父・清也さんの「思い切っていけ」のひと言だった。これで「背中を押された気がした」笠は、第2打をピン左5メートルにピタリ。「優勝する人は最後に決める」の思い通り、このウイニングパットをねじ込んだ。

 地元熊本は不動裕理、上田桃子、古閑美保と最近の賞金女王を輩出した。「皆さんには学ぶことばかり」と言いつつ、「私も負けない」の闘争心は強い。今季後半の目標は「優勝争いの常連になること」だ。

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