三塚も参戦!空前の大混戦、2打差までに19人

[ 2011年8月28日 06:00 ]

声援に応える三塚

女子ゴルフツアー ニトリ・レディース第2日

(8月27日 北海道苫小牧市 桂ゴルフ倶楽部=6490ヤード、パー72)
 三塚優子(26=フリー)が68をマークし、首位と1打差の通算3アンダーで7位につけた。68で回った笠りつ子(23=TKUテレビ熊本)ら6人が通算4アンダーで並んだ。3日間大会で2日目を終え、首位から2打差までに19人がひしめくのはツアー史上最多で、空前の大混戦となった。

 42位から出た三塚が68の猛チャージで首位と1打差に急接近した。圧巻は後半の2番パー4。残り140ヤードを9Iで5センチにつけ、ここから3連続バーディーを奪った。「調子は良かった。かみ合うタイミングを待っていただけ」と胸を張った。

 昨年5月、遅延行為の裁定を不服としてサロンパス杯を途中棄権。反省からツアー出場を2カ月自粛すると、優勝争いから遠ざかった。復調は偶然の出会いがきっかけだった。前週、箱根のレストランで男子プロの元賞金王・飯合肇と鉢合わせした。初対面だったが、「神経質になりすぎ。ボギーを打ってもいい。バーディーを5個取ることだけを考えろ」との助言を受けた。「目の前の一打に集中するのが大事と思っていたが、トータルで考えるのもありだな」と発想を転換。この日はボギーの後、目標の5バーディーを奪った。

 最終日を前に2打差に19人がひしめく大混戦。「とにかく前に前に飛ばすだけ」とバーディー量産で2年ぶりの優勝を目指す。

 ▼1位・笠りつ子 パターをゆっくり打つようにしたら良くなった。最終日はガンガン上を狙っていく。波が来たら乗る。(ツアー初優勝へボギーなしの4バーディー)

 ▼46位・横峯さくら 全然ダメでした。終盤で崩れてしまってもったいない。凡ミスを少なくしたい。(最終3ホール連続ボギーで74)

 ▼111位・石川葉子 ショットは良くなってるから後は小技。きのうの誕生日に(弟の)航から(幸運を呼ぶという)ブタの折り紙をもらった。それを見ながら頑張った。(通算17オーバー)

 ≪「19選手」は過去最多≫最終日を残し2打差以内に19選手がひしめくのは、88年のツアー制度施行後の3日間大会では、08年のダイキン・オーキッドなど3大会での「首位と2打差内に17人」を上回る過去最多。

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2011年8月28日のニュース