守備陣崩壊…日本、セルビアに完敗 決勝R厳しく

[ 2011年8月20日 06:00 ]

<日本・セルビア>第3セット、スパイクを決められ敗れた日本

バレーボール女子ワールドグランプリ東京大会第1日

(8月19日 有明コロシアム)
 世界ランキング3位の日本は同9位のセルビアに0―3のストレートで完敗した。セルビアの高さに屈し、武器である高速バレーを発揮できなかった。4勝3敗となり、8チームによる決勝ラウンド(24~28日 中国・マカオ)進出が厳しくなった。

 日本の生命線である守備が崩壊した。サーブレシーブは乱れ、ブロックも相手の動きに対応できなかった。スタメンに1メートル90以上が3枚そろうセルビアの攻撃陣の餌食となり、相手セッターのオグニェノビッチには「思いのほか簡単なゲームだった」と言われる始末。1週間前の対戦では3―1で快勝していながら、一転して完敗し、真鍋監督は「サーブで崩すことはできているけれど、守備が機能しなかった」と頭を抱えた。

 決勝ラウンド進出が厳しくなった。この日が25歳の誕生日だった木村は勝利で祝うことはできず「今大会はチームが一つになるゲームができていない」と危機感を募らせる。20日の対戦相手は、世界王者のロシアに勝って勢いに乗る韓国。21日はロシア戦を控えており、もう負けは許されない。木村は「引きずらないとようにやるしかない」と厳しい表情で語った。

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2011年8月20日のニュース