小指脱臼の穴井「のるかそるかで勝ちに行った」

[ 2011年6月20日 12:32 ]

グランドスラム・リオデジャネイロ大会最終日 男子100キロ超級

(6月19日)
 2試合目の準々決勝で左手小指を脱臼しながらも、世界ランキング1位の貫禄を見せた男子100キロ級の穴井。

 「のるかそるかで勝ちに行った」。次の準決勝では豪快な内股で一本勝ち。決勝も足技で攻め立てて相手の攻撃を封じ、指導2を引き出して優勢勝ちした。

 初戦は小外刈りで一本勝ちし順調なスタート。だが、次の試合で相手に組み手を切られたときに痛めた。「大したことない。柔道をやっていれば誰でもやるもの」と試合後、テーピングで固めた左手を見つめながら冷静に話した。「準決勝での捨て身の技が万全の時にも出せるよう、これから頑張りたい」。日本のエース格と呼ばれる男が気迫で頂点に立った。(共同)

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2011年6月20日のニュース