元小結普天王が引退会見「すべての取組が思い出」 

[ 2011年5月8日 16:55 ]

 4日に現役引退を発表した元小結普天王の稲川親方(30)=本名内田水、熊本県出身、出羽海部屋=が技量審査場所初日の8日、両国国技館で記者会見を行い、「全部の取組を一生懸命取ったので、すべての取組が思い出です」と話した。

 稲川親方は野球賭博関与で謹慎休場した昨年7月の名古屋場所から幕下に転落。関取復帰を目指していたが「春場所が開催されなくなった時に気持ちが切れてしまい、それを戻すことができなかった。ただ自分としては精いっぱい頑張ったので悔いはない」とすっきりとした表情を浮かべた。

 日大2年でアマチュア横綱に輝いた稲川親方は、2003年初場所に幕下15枚目格付け出しで初土俵。05年秋場所に新小結となり、幕内在位33場所で三賞2度を受賞した。05年から始めたブログも話題を呼んだ。

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2011年5月8日のニュース