真央はゼロから再出発「できることは全てやる」

[ 2011年5月2日 06:00 ]

東日本大震災の被災者に送るメッセージを募る村上佳菜子(左端)、浅田真央(左から3人目)ら

フィギュアスケート世界選手権

(ロシア・モスクワ)
 世界選手権自己ワーストの6位に終わった浅田は来季へ向け「スケートティングやジャンプの基礎やトレーニングを見つめ直す。ちゃんとした土台作りからスタートする」とゼロから再出発を誓った。

 佐藤信夫コーチはトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の改善に加え、今季跳ばなかった2連続3回転ジャンプも「挑戦させる」意向で、浅田も「できることは全てやる」と意欲を見せた。

 30日のフリーではSPに続いて佐藤コーチの安全策の勧めを拒否してトリプルアクセルを強行したが、結果はSPと同じ回転不足。体重減でパワー不足に陥るなど調整に失敗した影響は大きく、その後も2つのジャンプでミスし、トップとは約23点差で2連覇にはほど遠かった。

 帰国後はオフをしっかり取る予定だ。例年より長く苦しんだシーズンだっただけに「休んだ方がいいと思っている。1度スケートのことを忘れたい」と本音を漏らした。後輩の村上や姉の舞さんらと遊びに行く計画も立てており、心身ともにリフレッシュして新シーズンに備える。

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2011年5月2日のニュース