震災で“記念のテレビ”破損も…福見 再出発誓う

[ 2011年4月2日 06:00 ]

柔道の全日本選抜体重別選手権を前に、笑顔で記者会見する女子48キロ級の浅見八瑠奈(左)と福見友子

 柔道の世界選手権(8月、パリ)代表選考会を兼ねた全日本選抜体重別選手権は2日、福岡国際センターで開幕する。1日は福岡市内で前日会見が行われ、09年世界選手権女子48キロ級女王の福見友子(25=了徳寺学園職)が、東日本大震災からの“再出発”を誓った。

 震災発生時は都内で合宿中だったものの、茨城・つくば市の自宅では液晶テレビが倒れ破損。このテレビは09年に初めて世界女王になった際に購入した記念の品だった。その後は練習拠点の筑波大が施設への立ち入りを禁止したため、東京や山梨で練習場所を探す毎日。それでも「被災地の方々に比べれば、まだ恵まれている。(テレビ破損も)まだまだだよ、ということかも」と話した福見は「今できることは柔道。結果を残したい」と気持ちを切り替えた。

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2011年4月2日のニュース