内村航　コナミ入社式「今後は体操が仕事」

　体操男子のエース、内村航平が１日、日体大でチームメートだった山室光史とともに東京都内でコナミの入社式に出席した。

　新入社員を代表して辞令を受け取った内村は「学生のころは練習に妥協があったが、今後は体操が仕事になる。社会人として、しっかりやっていかなければ」と引き締まった表情で話した。

　東日本大震災による原発事故を受け、国際体操連盟は東京で１０月に予定する世界選手権について、５月末までに開催の可否を再検討すると発表した。個人総合で史上初となる３連覇と、団体総合優勝を目指す今秋の大舞台へ、内村は「こういう時だからこそ（東京で）やっていいと思う。いい結果を出して勇気と感動を与えられたらいい」と胸中を明かした。

　茨城県出身の山室も「ぜひ東京で開催してほしい」と切望した。