谷川親方、霜鳳らの八百長関与認定

[ 2011年3月28日 21:47 ]

 大相撲八百長問題で元小結海鵬の谷川親方(37)=本名熊谷涼至、青森県出身、八角部屋=、元小結の十両霜鳳(33)=本名霜鳥典雄、新潟県出身、時津風部屋=、幕内猛虎浪(26)=本名市川栄、モンゴル出身、立浪部屋=が、実態解明に当たる特別調査委員会から八百長関与を認定されたことが28日、分かった。

 この日、それぞれの師匠の八角親方(元横綱北勝海)、時津風親方(元幕内時津海)、立浪親方(元小結旭豊)が特別調査委の聞き取り調査を受けた。調査委関係者によると、聞き取り調査のため呼び寄せた師匠は、これまでの調査で八百長に関与したと判断し、処分対象の弟子を持つ場合に限っている。

 調査委はこれまで、十両千代白鵬、竹縄親方(元幕内春日錦)、幕下恵那司と十両清瀬海の4人の関与認定を公表。清瀬海以外の3人は自ら関与を認めている。

 特別調査委は大筋で合意している処分案で、関与していた力士らに除名や引退勧告など角界からの追放を意味する厳罰を求め、師匠には監督不行き届きで降格などの処分を検討している。4月1日の会合で処分案を最終決定し、同日中に開かれる日本相撲協会理事会で処分が決まる。

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2011年3月28日のニュース