調査委が「クロですよ」 旭南海 処分でも訴える考えなし

[ 2011年3月28日 19:43 ]

 大相撲の八百長メールに名前のあった十両旭南海(33)=本名健博一、鹿児島県出身、大島部屋=が、特別調査委員会の聞き取りの場で、関与を認定されたともとれる発言を受けたと、28日に報道陣に明らかにした。仮に処分が下されても「言われたとおりにするしかない」と日本相撲協会などを訴えない考えを示した。

 特別調査委に4度呼ばれて一貫して関与を否定したが、ある席で「クロですよ」と言われたという。具体的な証拠を示されなかったそうだが「誰かが、自分(旭南海)のことを何回も(八百長をやった)と言ってると聞かされた」と話した。

 八百長の処分案は4月1日の特別調査委で決まる。解雇などの処分が出た場合に訴訟を起こすことを明言する疑惑力士はいるが、旭南海は「それはできない。いいにしろ悪いにしろ、あと4日間頑張るだけです」と話した。訴えない理由について「角界に世話になった気持ちが強いからか」と問われて「そうですね」と答えた。

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2011年3月28日のニュース