寒さと風でパットに狂い…宮里藍、25位に後退

[ 2011年3月28日 06:00 ]

USLPGAツアー起亜クラシック第3日

(3月26日 米カリフォルニア州インダストリー インダストリーヒルズGC=6707ヤード、パー73)
 第2ラウンドの残りと第3ラウンドが行われ、宮里藍(25=サントリー)は2バーディー、3ボギーの74でスコアを落とし、通算1アンダーの25位に後退した。宮里美香(21=NTTぷらら)も74で、通算2アンダーの19位と順位を下げた。上田桃子(24=フリー)は通算イーブンパーの33位で、申ジエ(22=韓国)が通算15アンダーで首位に立った。前日3オーバーで競技を終えていた大山志保(33=フリー)は1打及ばず予選落ちした。

 温暖なカリフォルニアのはずが、午後からどんどん気温が下がり、ラウンド終盤には13度前後になった。宮里藍は「ミック(シーボーン・キャディー)と100回くらい寒いと言い合った」という厳しい条件の中、スコアを1つ落とした。「寒くて、風もあった。ピンの位置も難しかった」。2番で2メートルを外すなど前半でボギーが2つ先行。その後、2バーディーを奪い返したが、14番でまたもボギー。18番では2メートルのバーディーチャンスを決めきれなかった。「細かいフィーリングがつかめなかった」とパッティングが微妙に狂った。

 それでも収穫もあった。グリーンに柔らかく落とすことを狙い、今週から投入した7Wについて「自分が思った距離(190ヤード)がしっかり出せているし、コントロールしやすい。高さもよく出る」と納得の表情。次戦のメジャー、クラフトナビスコ選手権に向けても「大活躍してくれそう」と話した。今大会の優勝は厳しいが、8位タイとは4打差。「一つ一つ丁寧にやればトップ10はそこまで難しくない。我慢です」。初のメジャー制覇に弾みをつけるためにも上位進出を誓った。

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2011年3月28日のニュース