為末が地元広島で陸上クラブ設立へ、自らも所属

[ 2011年3月24日 19:52 ]

 陸上男子400メートル障害の日本記録保持者、為末大(32)が地元の広島市を拠点に陸上クラブ「a―meme」を設立し、自らも4月から所属選手として活動することが24日、分かった。近く広島陸協に申請し、新たな環境でロンドン五輪を目指す。APFとの所属契約は2月末で終了した。

 新チーム名はアスリートの英語の頭文字「a」と、文化的遺伝子といった意味を持つ「meme(ミーム)」を組み合わせた。関係者によると、「生まれ持った才能だけでなく、選手が練習によって積み重ねた能力を遺伝子のように残していきたい」との思いが込められている。

 為末は2008年北京五輪を最後に両膝とアキレスけんの故障でレースから遠ざかっている。米サンディエゴを拠点に復帰に備えており、4月上旬に米国で予定する今季初戦から新所属で出場する。

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2011年3月24日のニュース