ＮＦＬ　２４年ぶり異常事態

　米プロフットボールＮＦＬの新しい労使協定が交渉期限内に締結されなかったことを受け、オーナー側は１２日、ロックアウト（経営者側による施設封鎖）の実施を宣言した。ＡＰ通信によると、ＮＦＬでのロックアウトは１９８７年以来、２４年ぶり。これにより選手の施設使用などが禁止され、新シーズンへ向けた準備は大幅に滞る。

　新労使協定の交渉では、収益配分や試合増をめぐってオーナー側と選手会が対立。選手会は現行協定の失効期限だった１１日、対抗措置として組合組織の認定取り消し手続きを行い、一部選手がオーナー側を独占禁止法（反トラスト法）違反で提訴した。（共同）