高橋が公開練習 3回転半増やした新フリーを初披露

[ 2011年3月11日 18:07 ]

氷上練習でジャンプをする高橋大輔

 21日開幕のフィギュアスケート世界選手権(東京・国立代々木競技場)で日本勢初の2連覇を狙う男子の高橋大輔(関大大学院)が11日、合宿地の福井県敦賀市で氷上練習を公開し、約1週間前にジャンプの構成を大幅に変更した新たなフリーのプログラムを初披露した。

 苦手意識のあったフリーはジャンプの得点がボーナスで1・1倍となる演技後半のトリプルアクセル(3回転半)を、一つから二つに増やした。疲れが出てくる時間帯に得意のジャンプを集めて「気分が楽になった」と余裕が生まれたと言う。

 銅メダルを獲得したバンクーバー冬季五輪などの重要な大会前に倣い、2月末から練習拠点の関大を離れて追い込んでいる。この日は約1時間半の練習時間で大半をフリーに費やした。地元市民を招待して実戦を意識した高橋は「4回転ジャンプも(調子が)戻ってきた。この練習を続ければ本番で成果も出る」と手応えをのぞかせた。

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2011年3月11日のニュース